2021年10月5日

観天望気

書棚の奥から『実戦・観天望気 山の天気を知る法』(飯田睦治郎著)が出てきた。観天望気を知るきっかけになった本。雲や空の様子から今後の天気の移り変わりを読むコツを教えてくれた本でもある。

雑誌『岳人』を出版していた東京新聞から出版されている。 手元のものは昭和52年発行だから、大学に入って間もなく手に入れたものだ。

学生時代、山に行くときはたいていポケットサイズのラジオと天気図帳をザックに入れていた。山行中、テント場に着くとNHKラジオの気象通報を聞きながらその日の天気図を書き、それと当日の雲の様子から翌日の天気を予想していた。

山に行くことはほとんどなくなったが、今も空や雲を見ない日はない。コロナで自宅に籠もっていたときですらそうだし、出張で海外に行っても決まって同じことをしている。そうした習慣を身につけるきっかけとなった一冊。