東京芸術大学大学美術館で開催されている「日曜美術館50年展」を最終日に訪ねた。
展示会場に入ると、まず目に飛び込んできたのが壁に縦書きされた「ピカソを神棚から降ろせ 岡本太郎」の文字。続いて、「抑制している自分がピカソ見てるとやんなっちゃう 横尾忠則」。
この展覧会が普通の展覧会とちょっと異なるのは、NHKの毎週の番組がベースになっていること。だから、ただ作品を展示しているのと違い、番組でゲストが作品について語った言葉なども紹介されている。それが面白い。
岡本太郎や横尾忠則という、その分野の専門家だけでなく、「日曜美術館」には詩人やバイオリニスト、劇作家、映画監督、音楽評論家など、他分野のゲストが登場し、その日の作家や作品について語るのを聞くのが楽しい。
そうした番組の一片を再現しているのが、今回の展覧会の特徴である。
図録には1976年4月の番組開始当時からのテーマ(取り上げた美術家)一覧が載っている。50年という長年にわたるその企画の継続はすばらしい。
上野は日曜日ということもあってか、ずいぶん賑わっていた。公園には多くの外国人観光客。そしてガード下近くの飲み屋街は、森保ジャパンのブルーのユニフォームでいっぱいだった。
| 石田徹也《飛べなくなった人》1996年 |

