近くのコンビニから雑誌売場が消えた。読みたければ駅近くの書店に行けばよいだけなのだが、これまでよりちょっと面倒になった。
コンビニ本部の判断らしく、店の人も理由は判らないという。売場として儲かっていなかったのか。取次と本部の関係の問題か・・・。
「週刊現代」が、週刊から隔週刊になるらしい。もっとも、すでにもともと週刊だったのが月3回(旬刊)になった他の雑誌もあるし、一昨年は「週刊朝日」が休刊(実質的廃刊)になった。 「週朝」は創刊から101年続いた伝統誌だが、最期の頃の発行部数は8万部を切っていた。
それに比べれば「週刊現代」の現在の部数は、約28万部。かつての勢いはないが、思いのほか健闘しているともいえる。
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昨年10月〜12月の平均印刷部数(一般社団法人日本雑誌協会調べ) |
今後は、他の雑誌も発行頻度を調整したり、ウェブ版に絞ったりするようになるんだろう。なんだかつまらないね。僕はパッケージとしての雑誌という商品が好きだから。
休刊や廃刊、ウェブへの完全移行が続く雑誌のなかで、地味ながら今もその存在感を変えないものに女性3誌と呼ばれている「女性セブン」「女性自身」「週刊女性」がある。3誌合わせて発行部数60万部以上だ。その根強い人気を感じる。
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昨年10月〜12月の平均印刷部数(一般社団法人日本雑誌協会調べ) |
学生の頃、電車のなかで隣にいた同級生が、車内のある女性誌の中吊り広告を眺めながら「こんなの読んでるから、女ってのはみんなバカなんだよなァ」と呟いた。
いつも真面目な好青年だった彼が、なぜ突然そう言ったのかは分からない。女から振られたばかりだったのかもしれない。
その発言、今なら女性蔑視も甚だしいが、正直言うとそれを聞いたぼくは妙に納得してしまった覚えがある。とともに、だからこそ、これらの雑誌は早晩なくなっていくと考えていた。
あれから半世紀。芸能人のゴシップと皇室ネタを中心にするそれら雑誌の特集記事の組まれ方は、ほとんど変わっちゃいない。そして、いまもそれらの雑誌は健在である。つまり、売れ続けている。読まれ続けている。読者の本性を突いているんだろう。
この国の本質(少なくともその半分)は半世紀たっても変わってこなかったことを、その事実が示しているような気がする。