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2011年3月2日

戦争博物館(War Remnants Museum)へ

昨晩カンボジアからベトナムへ。昼間、ベトナム戦争の数々の記録を収めた戦争博物館を訪問。今さらながらベトナム戦争の無残さと残した傷跡の大きさに胸がつぶれる感じがする。

「ベトコン兵はどこにもいないが、どこにもいる」とベトナム戦争当時の政府高官が語ったそうだが、密林に隠れて執拗なゲリラ活動を続ける相手に対してとったアメリカ政府の発想は「彼らは密林の中に潜んでいる。であれば、密林そのものを無くしてしまえ」だった。 そして森を枯死させるため、恐ろしいほどの枯れ葉剤を空中から散布し続けた。入っていたのはオレンジ色のドラム缶だったことで、その枯れ葉剤は「エージェント・オレンジ」と呼ばれ、なかには大量のダイオキシンが含まれていた。その影響として、いまなお多くの被害を人びとに残している。

ここには、沢田教一や一ノ瀬泰造など日本人報道カメラマンの写真も多く展示されていた。

2011年3月1日

アンコールトム

アンコールトムとその周辺の遺跡群をめぐる。タ・ブロームの遺跡はガジュマルの巨大な樹木に絡め取られている。遺跡の多くの部分は倒れ、崩れ、廃墟の様相を見せている。人の目に触れないまま、何百年も密林のなかで静かに眠っていた寺院だ。




崩れ、転がった巨石の上を裸足の子供たちが駆けまわっていた。蝉のけたたましさのなかに子供たちの軽やかな笑い声が流れ、つかの間気分が安らぐ。

 


2011年2月28日

アンコールワットの遺跡

カンボジアのシエムリップまでは、ホーチミンから空路で1時間ほど。ベトナム航空のエアバス機はほぼ満席だった。カンボジア入国にはビザが必要だが、それを忘れたまま現地へ到着。空港で20ドル払ってビザを入手する。町へは空港から20分ほどで辿り着く。

ホテルでしばらく休んだ後、アンコールワットの遺跡を巡る。11世紀の後半に築かれた石造建造物である。その規模と精緻な設計に驚愕する。