宿泊したホテルの裏手にマギル大学があった。昨年、創立190年を迎えた伝統ある大学である。構内にRedpath Museumという博物館がある。北野天満宮のお守りや倉敷阿智神社の絵馬が展示してあったのは何故だろう。
街のレストランやカフェで、マギル大学の学生・大学院生だというウエイトレスに何人かあった。夏休みになったので、アルバイトに精を出しているのだろう。モントリオールの飲食店では、テーブルの担当になった彼女たちは、客(現地の人以外)にまずフランス語と英語のどちらでコミュニケートしたいか尋ねるてくる。
あるカフェで、冗談で日本語か中国語であなたと話せないかと(英語で)返答したところ、「中国語ならほんのちょっぴりならできるわ」と返ってきた。香港大学に7ヵ月間留学していたときに覚えたという。国際法を専攻している大学院生で、修士課程を終えたら国連機関で働きたいと言うので、「モントリオールの人たちは英語と仏語のバイリンガルだから得だね。頑張って」と言ったら、言葉についてはスペイン語とイタリア語もできるとのこと。それと少しの中国語。