2012年6月29日

Victory for Obama Care

今朝(米国時間)、米連邦最高裁が、オバマ政権の医療保険改革法は事実上合憲との判決を下した。以下はニューヨーク・タイムズ紙のBreaking Newsから
WASHINGTON — The Supreme Court on Thursday upheld most of President Obama’s health care overhaul law, saying it was authorized by Congress’s power to levy taxes. The vote was 5 to 4, with Chief Justice John G. Roberts Jr. joining the court’s four more liberal members. 
この報が出てすぐ、ロムニーをはじめ同法に反対する共和党の幹部議員が次々と反対の声明を発表している。この改革法が米国の自由の精神に反していると主張している。医療費の支払いをどうするかは個人の責任で、国が主導する保険制度で賄うべきではないといっている。自己責任という言葉が頭に浮かぶ。日本のような皆保険制度が導入された場合、個人の負担が増えると主張しているが、彼らの後ろには多額の献金をしている保険会社がある。

彼らのように何でも「個人の責任」と考えるのであれば、そのうち警察も税金の無駄だからなくして、各自が拳銃や武器で武装して、自己責任で自分や家族の生命と財産を守るべきだと言い出すかも。大金持ちは、自分たちでセキュリティガードを雇えるから全然問題ないかもね。でも、今の米国のように何千万人もの人が健康保険に加入できないままやってきたのは、やっぱりおかしいと思う。

http://www.nytimes.com/2012/06/29/us/supreme-court-lets-health-law-largely-stand.html?emc=na