実は今日は、それを目指して行ったわけではない。たまたま3時半くらいにMoMAの前を通りかかったら、そこには長蛇の列。ああそうか、今日は金曜日かと思い出し、その後の予定もなかったので僕もフリーチケットを求めて列に並ぶことにした。
6階で開催中の特別展は、シンディー・シャーマンの作品展だった。彼女は、確かいま米国でもっともプリントの値段が高い写真家の一人である。作品はこれまで写真集で何度も見ているので特に目新しいものはなかったが、巨大に引き伸ばされた生のプリントで見るとまたちょっと印象が異なる。下は、工事中の外壁を覆った囲いに貼られたディスプレイ。これもMoMAらしい。