「あなたは今年に入ってから、ウソをつきましたか。今月に入ってからではどうですか。では今日は」という問いかけでダン・アリエリーの話は始まった。
アリエリーは、日本でも『予想どおりに不合理』(早川書房)で有名になった行動経済学と心理学の研究者(デューク大学教授)である。
その彼が、The (Honest) Truth about Dishonesty という本を書いた。明日からの発売にあわせて、大手書店のバーンズ・アンド・ノーブルが講演会を開いた。人はなぜウソをつくのか、どんなときにウソをつくのか。人がどんなときに正直になり、また不正直になるのか・・・そうした興味深い議論のさわりが紹介された。
http://www.amazon.com/Honest-Truth-About-Dishonesty-Everyone---Especially/dp/0062183591/ref=sr_1_3?ie=UTF8&qid=1339032247&sr=8-3
正直とウソ、その理由と意味。講演後、そうしたことを考えながら、夜の道をアパートまで歩いて帰った。帰宅後、気になって「サイダーハウスルール」の映画をDVDで観る。アイエリーの話も面白かったが、<ウソ>についてはこっちの方がずっと重く、より深く考えさせられる。