2012年6月1日

タバコの次はソフトドリンク

ニューヨークのブルームバーグ市長が、砂糖を含んだソフトドリンクの販売を制限する計画があることを発表した。新聞の第一面から。

デリカテッセンやファーストフード店、野球場などのスポーツスタジアムでの16飲料オンス(474cc)以上のボトルやカップでの販売を制限しようというものだ。ただし、食料品店やコンビニでの販売は制限の対象にはなっていない。

その背景には、人々の肥満の主要因の一つがソフトドリンクに含まれる糖分からのカロリー摂取過剰だとのNY市健康局の判断がある。規制が決定されれば、来年3月からの施行になる。

僕にとってはこれは突然の発表だったが、これまでもラージサイズのソフトドリンクの是非を巡る議論があったのだろう。個人の好みの問題とはいえ、マクドナルドなどこちらのファーストフード店で販売されているコーラなどのカップの大きさときたら尋常ではない。まるでバケツだ。

そういえば、こちらでコカコーラやペプシコーラ、ドクターペッパーなど清涼飲料メーカー大手4社の共同広告が頻繁に流れるのが気になっていた。そのCMでは、米国の清涼飲料会社は、自分たちはいろんな選択を消費者に提供していると訴え、容量の小さいボトルの製品を用意してるとか、ロー・カロリーあるいはノン・カロリーの製品もそろえ、さらにカロリー量をパッケージに表示するようにしているなどと訴求している。NY市の動きを牽制した業界広告だったわけだ。
http://www.youtube.com/watch?v=hud5yuaAafw&feature=channel&list=UL