やはり、という印象である。店頭でのビール価格の変動を見ていると「なんかありそうだ」と感じずにはいられなかった。
市場に目を光らせているだけでなく、各種の情報が寄せられる公正取引委員会も価格の動きがおかしいことに気づいていた。が、大手ビール会社4社の担当者は「そんなの関係ねー」とばかり、談合を続けていたわけだ。おっぱっぴー。お粗末、というか浅ましいというか。
アサヒ、キリン、サントリー、サッポロの4社の担当者は月例の業界団体の会合後にその場に残り、引き続き「裏会」を行うことで価格談合をしていたというが、裏会とやらをそんな堂々とやってて月例会に参加する他の業界関係者が何も知らないとでも思っていたのかね。
公取委はさすがに悪質性が高いと判断し、検察への刑事告発を視野に実態の調査に入った。
気になったのは、ニュース番組であるコメンテーターが「人口減少のなか、若者のアルコール離れが叫ばれていて、しかも昔は「まずはビール」だったのが、今はハイボールもあるし焼酎も人気になって、ビール会社によるこうした対応も気持ちはよく分かる」と話していたこと。
ふざけたこと言っちゃいけない。カルテルなんかに頼らずに、知恵を絞って競争するのがビジネスなんだよ。
ビールは、これら4社が国内市場の9割を占める典型的な寡占市場だ。だけど、残り1割の市場でオリオンビールも頑張っているし、各種のクラフトビールや地ビールもそれぞれの独自性を打ち出しながら一所懸命やってる。
寡占に甘んじる大手4社の不正を「気持ちはよく分かる」だなんて、よく言えたもんだ。アンタの身内がビール会社で世話になっているのか?
こうしたカルテルはきわめて悪質なことだと我々全員が認識を新たにすべきだ。
ボクは明日から、ビールはこれら4社以外の銘柄に変更するつもりである。