東大総長の選出に関する疑惑、というほどのものではないが、不明点が取りだたされている件を書いた。
国谷元NHKキャスターの「総合的に判断した」という説明を批判的に指摘したのだが、『週刊文春』がその辺りのことを10月15日号でレポートしていると知人が教えてくれた。
記事によれば、教職員による意向投票を踏まえた選考会議の席で一部の委員(それが誰かは明らかにされていない)が意向調査でトップだった染谷教授が関係している不祥事について言及した。
その不祥事が何かと言うことは『週刊文春』を読んでもらうとして、そのために学内関係者が「(彼には)身体検査でバツがついた」と述べるような事態になった。そして議論の結果、意向投票で2位だった(女性の)藤垣教授を総長に選出することになったというのである。
つまり、巷間囁かれているように選考会議議長の国谷が「女性」を推した結果、藤垣が選ばれたわけではないということ。なるほどね、である。
さてここまでは、まあなんとなく分かるが、その後の展開というか処理の仕方が理解できない。
W文春の記事によれば、「決定後、国谷さんは会見で、染谷総長にならなかった理由を説明してよいか委員に確認した。すると、一部の委員が反発したのです」(選考過程を知る学内関係者)。
で、その一部の委員が主張したとおり、選考委員会は染谷教授の落選の理由を明らかにしないことを決定した。国谷の会見での「総合的に判断した」という説明の背景にはこうした事情があったのだ。
一部の委員とは誰なのかネ。そして彼(彼女)(ら)はなぜ、最終の選考委員会の場において、染谷教授にすねの傷があると言及したのか。さらに総長が選考委員会でどのように選ばれたかということを説明することを拒むのか。
委員会の場で言いたいことだけ主張し、会見での発表という面倒なことは外部委員で選考会議議長である国谷に押し付けた印象だ。
今回の東大総長選出を結果的に采配した一部の委員とは誰だ? 関係者はそれが誰か知っているわけだから、やがて表にでるんだろうけど。
昨日のブログ記事では国谷さんに対して失礼な言い回しをしてしまった。