以前のノートを見ていたら、病院に通院した折にたまたま測定した血圧と脈拍数のデータが貼ってあった。13:00、13:02、13:03としつこく3度測ってある。確か待合室にあった測定機器に腕を入れたままで測ったものだ。
何をしたわけでもないのに3分後に血圧が20近く下がり、脈拍数が5下がっている。ブレが大きい。こんなに変わるものか。
面白いことに、血圧には「家庭血圧」と「診察室血圧」という2種類がある。それらの標準値はというと、診察室血圧の方が家庭血圧に比べて5高い。自宅で測るのに比べて、病院などで測ると心理的な要因で5ほど上がるのだろう。
惚れている相手の前なんかだと5どころではない、30くらいはすぐに上がりそう。「恋愛血圧」とでも呼ぼうか。
人間のからだはきわめて複雑なシステムだから、ちょっとした状況の変化にもすぐに反応する。だから検査などでもし好ましくない結果など聞かされても、あまり信用しないほうがいいと思った。