2012年5月16日

夕刻のキングストンで(ジャマイカ /2)

朝飯を早めに済ませ、アップタウンを2時間半ほど歩き回る。日が高く昇るにつれかなり暑くなる。湿度も高い。一旦ホテルに戻って少し昼寝をした後にダウンタウンを歩こうと思いホテルに戻ったところ、プールサイドのバーで一杯やったのが悪かった。1時間ほどの昼寝のつもりが、そのまま一眠りしてしまった。

そのバーで一人で飲んでいるところに現れたのは、ベルギー人の国連職員。バーテンダーだけでなく、周りのスタッフたちとも顔なじみの様子で、頻繁に来ている感じである。ホテルの入口近くでクルマを運転して駐車場に入る彼を見かけたから、本当はアルコールはだめなんだろうけど、当たり前のようにビールを何本か注文していた。NGOの活動の支援をしていて、コソボやソマリア、コンゴ、その他数ヵ所危険地域と思われるところでの勤務を経験し、1年半ほど前からキングストンに赴任しているという。

話をしてみるまで、何をやっている男か想像できなかった。ビジネスマンにしてはざらついた感じがあるし、では自由人かというと、着込んでいるジャケットとネクタイはそれには似合わない。仕事の内容を聞き、なんとなく納得。いささかやさぐれた雰囲気である。

目が覚めた後はダウンタウンまで行くのはやめにして、夕食前の軽い散歩に。

公園でジャマイカ人の新婚カップルとその家族が写真を撮っていた。優しそうな彼と逞しい彼女、迫力ある叔母さん。