米国人の友人が、ターキーが手に入ったからと夕食に招待してくれたので、夕方から出かけた。34丁目のPenn Stationから鉄道で40分ほど、ロングアイランド方面に向かう。
静かな住宅地の一角にある彼の家で振る舞われたのは、5時間半かけてオーブンで焼き上げたという、実に立派な七面鳥の丸焼きだ。七面鳥のなか(内臓があったところ)にはクランベリーやハーブで味付けをしたパンなどを押し込み、焼き上げるらしい。僕はそうした調理法を知らなかった。
焼き上がりは、実に上々。色も香りもいい、味もさっぱりしていてなかなかだった。部位によって味がライト、ヘビーと呼ばれるように異なるのも初めて知った。七面鳥は感謝祭に食べるものという固定概念を持っていたが、米国人の普段の食卓にとっても大切な料理のようである。