観天望気 木村空也ブログ
2012年5月18日
「用心棒」に会う(ジャマイカ /5)
カリブ海の水は、透き通るような薄緑色をしている。夕暮れ近くまで浜を歩き、その後はホテルの部屋のベランダで本を読む。目の前に拡がる海の上を20分おきくらいにジェット機が横切る。近くの国際空港へ向け着陸態勢に入った飛行機だ。
ホテルの部屋でテレビをつけたらの日本の映画が流れていた。黒澤明の「用心棒」である。思わず見入る。スペイン語の字幕がついている。2月末に日本を出てから、日本映画を見るのはこれが初めてだ。だからというわけでなく、これは何度見ても(どこで見ても)傑作である。
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