ランチの後、彼が気に入っている韓国料理屋や食料品店をいくつか案内してもらいながら、コリアン・タウンの通りを往復した。そのなかで一軒だけ、あの店は行かない方がいいと彼が指さしたのが「ニューヨーク・コムタン」という店だった。料理だけでなくサービスも酷い、と彼だけでなく彼の奥さん(韓国人)も言っているとか。
実は、僕はその店のことは「ニューヨーク美術散歩」という本で知っていた。その店が、NYに住む著名な日本人画家のお気に入りの店だと僕は彼に言えないまま、われわれは地下鉄の入口で分かれた。
ランチの後、彼が気に入っている韓国料理屋や食料品店をいくつか案内してもらいながら、コリアン・タウンの通りを往復した。そのなかで一軒だけ、あの店は行かない方がいいと彼が指さしたのが「ニューヨーク・コムタン」という店だった。料理だけでなくサービスも酷い、と彼だけでなく彼の奥さん(韓国人)も言っているとか。
実は、僕はその店のことは「ニューヨーク美術散歩」という本で知っていた。その店が、NYに住む著名な日本人画家のお気に入りの店だと僕は彼に言えないまま、われわれは地下鉄の入口で分かれた。
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Financial Times, June 8, 2012 |
5番街とブロードウェイ、22丁目の通りに囲まれたフラット・アイアン・ビル。 |
セントラルパークのほぼ中央にあるGreat Lawn |
夕陽を水面に映したThe Pond という名の池 |
その池のすぐ近くにあるBelvedere Castle |
近くに寄っても逃げない公園内のリスたち |
Subject:緊急
Date: Wed, 16 May 2012 01:03:21 +0800 (WST)
From: Waseda Account Billing
Reply-To:Waseda Account Billing
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朝食後、モンテゴベイのダウンタウンまで歩く。
結構な距離で、やっと町の手前まで来たとき、2人のジャマイカ人の若者が声をかけてきた。例によって日本語で「ニッポン人ですか?」ときた。
サングラスをかけ、帽子を目深に被っていても日本人だと分かるらしい。ひとりは少し日本語ができる様子で、自分は大阪のリョウコという女を知っているとか、京都から来たマリコを知っているとか、嬉しそうにしゃべる。
サム・シャープという奴隷解放運動のリーダーだった人物の銅像の所で、いかに彼が勇敢にかつての支配者であった英国人と戦ったかを語ってくれた。そうしたガイド話を聞きながら、決して悪人ではなさそうだけど、このまま付きまとわれると必ず金をせびられると思ったので、思い切って私は一人で町を歩きたい、と彼らに言った。
すると突如歩みを止めた2人は、われわれは盗人でもなければ物乞いでもないとはっきり言った。われわれはいつもこうして海外からの客人をもてなしているのだ、と僕の目をまっすぐに見て言ったあと、「しかし、チップは欲しい」と言った。
やっぱりそうだった。でもまあいいかと、ポケットのなかにあった500(ジャマイカ)ドル紙幣を2人で分けるように言って一人に渡した。それを受け取った男は、何も言わずくるりと後ろ向くやいなやさっさと立ち去り始めた。
もう一人は、俺にもくれよ、というようなことを言いながら手を差し出す。「さっき渡した金を2人で分けろ。もうたくさんだ」と少しきつく言うと、仕方なそうに去っていった。
海外でこんな時、自分は正しいことをしたのかどうか、いつも少しばかり悩む。金をやったのはよかったのかどうか、よかったとすると金額は適当だったのかどうかなどと、歩きながらつらつらと考える。
それからものの5分もしないうちにまた別のジャマイカ人、今度は年配の男性が英語で話しかけてきた。「朝飯は食ったか?」と何度も僕にたずねる。へんな奴だなと思いつつ、「食った」と答えると、彼は僕が泊まっているホテルの名前をあげ、自分はそこのシェフで毎日朝食をつくっている、そして僕のことも知っていると言うではないか。シェフには見えなかったが、調理の手伝いなどしているのもしれない。
その男は「あのホテルの客のほとんどはホテルの敷地から外に出ようとはしない、あれではJail(監獄)だ」と言った。「お前のように一人でこうして街中をほっつき歩く奴は珍しい」と言いながら後ろを付いてくる。こいつも悪人ではなさそうで、この地にやって来る外国人観光客のことなど地元の人がどう考えているのかヒアリングしてやろうとふと考えたが、最後には「おれは物乞いでも盗人でもないが、チップはくれ」と言ってくるのだろうと思い、お引き取り願った。金銭の問題ではない。そうした対象と考えられるのが、あまり愉快ではないのだ。
町の真ん中にほぼ近いところにセント・ジェームズ・チャーチというイギリス国教会の教会がある。土曜日の昼間だというのに、たくさんの人が集まっている様子。行ってみると、地元のある女性の葬儀が行われていて、彼女の孫だというジャマイカ人の男性が追悼のスピーチをしていた。