アマゾン・キンドルで本を読んでいるとき、指先でスクリーンをなぞり特定の箇所にマークを付けることができる。紙の本で横線を引いたり、アンダーラインを引く感覚だ。
それらはアマゾンのサーバー内に記録され、あとで呼び出して読んだり、一覧をメールに添付して送ることができる。マーキングするだけでなく、メモを付けておくこともできて便利だ。
キンドルで本を読み終え、自分がハイライトしたものをメールで送って一覧を開いたところ、なんか変だ。文が日本語の句読法に沿ってなく、中国語の繁体字の表記の仕方(横書きの場合、句読点が下になく、中空に浮かんでいる)になっている。漢字の書体も日本のものとは違う。
自分がどんな本を読み、その本のどういった箇所にしるしをつけたかなんてことは個人情報であり、思想信条にも関すること。
なのにそれらが外国のサーバーに記録されてしまっているというのは気分がいいものではない。
利用者の不安を除くためにも、アマゾンはそのあたりの説明をすべきだろう。