ジョナサン・デミが監督したドキュメンタリー映画「Journeys Neil Young」をアッパーウエストサイドにあるリンカーンセンター内のシネマへ観に行った。
全編、ニール・ヤングのトロントでのソロステージを追ったものである。途中、自分でハンドルを握り、クラシックな車を運転して移動する車内で語るニールのコメントはあるが、それ以外は彼は何も語らない。ただ歌うだけ。
ステージの上でも「俺の歌を聴いてくれさえすればいい」とばかりに素っ気ないのがいい。
独特の乾いた、それでいてむせび泣くような声。ニールヤングならではの70年代から変わらぬ歌声である。