2012年7月12日

Concerts in the Parks 芝生の上で生のオケを楽しむということ

Concerts in the Parks と題したニューヨーク・フィルの夏の無料コンサートシリーズが始まった。今日のプロスペクト・パーク(ブルックリン)をはじめ、セントラル・パーク(マンハッタン)、カニンガム・パーク(クイーンズ)、ヴァン・コートランド・パーク(ブロンクス)で開催される。


地下鉄Fラインで出かけたプロスペクト・パークは、晴れ渡った天気もあってピクニック気分の多くの観客で溢れていた。開催場所となったところは、周りをぐるっと林で囲まれた芝生。車の音など、外からの音はほとんど入ってこない。

演奏開始は午後8時過ぎ。今日は音楽監督のアラン・ギルバートがチャイコフスキーの交響曲第4番などを振った。楽団員たちもいつものコンサートホールで演奏するのとは違うせいか、芝生の向こうの観客まで「頑張って」音を鳴り響かせていた感じだった。

じっとステージに見いる人だけでなく、寝っ転がって耳を傾けている人、ワイン片手に食事するのに忙しい人など、聴き方もいろいろである。