2012年7月31日

Staff Summer Holiday ー 欧米企業社員旅行事情

プールだか温泉に(しっかり首まで浸かっているところを見ると、たぶん温泉だろう)、10名の男女が入っている写真に目を引かれた。ファイナンシャルタイムズ紙の記事だ。欧米企業の社員旅行を取り上げたものである。

ファイナンシャルタイムズ、2012年7月30日

記事では社員旅行を実施しているいくつかの企業が紹介されている。共通しているのは、発起人が企業(経営者)であり、目的は社員間の関係構築や絆づくりであること。日本人にはお馴染みの社員旅行と同じである。

僕も社員旅行はそれなりに参加した方であるが、日本の企業と外資系企業では社員の参加度や意識もずいぶん違っていた記憶がある。

社員旅行がうまく働いている企業とそうではない企業。その違いはどこにあるのだろうか。日本の企業と海外の企業ではどういった特徴がでてくるのだろう。業種や企業サイズ、マネジメント・スタイルによっても違いがあることだろう。

社員旅行ではないが、大学入学時には学部のオリエンテーションが箱根湯本の温泉旅館で行われた。つい先日、学生時代の同級生とスポーツクラブのジャクジーに浸かりながら、どちらからともなくその時の話が出た。なんでもない思い出話の一つであるが、そうした「体験」は印象深く記憶に刻まれている。その時、夕食には新入生のほとんどは未成年にもかかわらずビールが出た。今ではたぶん無理だろう。大らかないい時代だったと言っておこう。

英国の大学院(マネジメント・スクール)のオリエンテーションは、湖水地方(イングランド北部)の古城で2泊3日のアウトワード・バウンド形式で行われた。こちらも楽しかった。また参加したいくらいだ。

大学(大学院)の仲間たちと一緒に飯を食ったり、風呂に入ったり、課題を与えられたゲームに取り組んだりするのは実に楽しかったけど、会社の社員旅行は全然楽しくなく、思い出すこともない。この違いはどこからくるのだろう。目的が真に参加者のためか、それともオーガナイザー(社員旅行の場合は企業)のためのものかというところではないか。

FT紙の記事では、成功する社員旅行の秘訣を3つ指摘している。

1)学校の夏休み期間のような家族旅行とぶつかるタイミングは避ける、
2)有給休暇とは別の休暇として与える、
3)プランについて社員の意見に耳を傾ける。

社員旅行先進国?の日本ではどれも当たり前のことかもしれないが、3点目は社員にどう聞くかがポイントだ。