ポルトの街を東西に流れるドウロ川(Rio Douro)。その川によって街は北と南に分かたれている。北側の丘陵地は日当たりが良いからか、斜面に沿って多くの住宅が建ち並んでいる。
一方、川の南側のガイアと呼ばれる地区の斜面はあまり日当たりが良くないので、ワインの醸造所や倉庫が多く並んでいる。温度があまり変わらないから、それがきっと好都合だったわけだ。
リスボンは、テージョ川(Rio Tejo)によって南北に分かれていた。リスボンもここポルトも川があるから港があり、人や物が船で運ばれ、その結果経済が発達し、新しい文化や考えが外から入ってきていたのだろう。