観天望気 木村空也ブログ
2019年2月8日
レガレイラ宮殿の井戸
リスボンから車で西へ45分ほど。シントラという街にあるレガレイラ宮殿の起伏に富んだ敷地の中に、Initiation well と呼ばれる井戸がある。実際は水をためるための井戸ではなく、らせん状に人が上り下りすることができる縦穴である。
人は神に近づこうと高みを目指して塔を築いてきたが、この井戸は「逆さの塔(inverted tower)」と呼ばれている。人間の何か奥深くを探るために地中深く掘り続けられたものかもしれない。
底まで降りていくと、今度は横に何本か横穴が延びていて、泉に突き当たる。
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