2012年11月7日

オバマが再選

米国大統領選でオバマ大統領が再選を果たした。


日本経済のためには、ロムニーの方が(短期的には)好ましかったのかもしれない。彼が大統領に選ばれれば、オバマ政権と違って強いドルを求め、保護主義的な政策も変更しただろう。そうすれば、円高傾向は反転するし、日本企業はその製品の競争力をもっと米国市場で発揮できるようになったかもしれない。

しかし、そうした事とは別に、世界最大のパワーを持つ米国の大統領は、人格者であって欲しいと思う。その意味で、オバマは相応しい人物であると思っている。

米国に暮らしていることもあって、選挙権があるわけでもないのにかなり意識的に両候補の発言に何ヵ月も耳を傾けてきたつもりだ。その結果、自分なりに見えたこと。オバマの誠実さ、ロムニーの胡散臭さ。

長い、長いキャンペーン期間だった。米国大統領の4年の任期の最終年は、ほとんど選挙活動に没頭しているのではないかとすら思えるほどだ。

それにしてもオバマもロムニーも演説が上手い。もともとうまいのだろうけど、厳しい選挙活動で鍛えられ、否が応でも上手くなるのだろう。