最近、ジャズのレコードを聞くことは一部の奏者を除いてはほとんどなくなっていたが、ソニー・ロリンズが亡くなったという記事には思わず目を止めてしまった。
ふと、野球のグローブのような、彼のあのでかい手の感触を思い出したからだ。
90年頃、彼は日本に公演でよく来ていた。ある時、公演後に彼と話をする機会があった。そして最後に、握手して別れたときの、彼のその手はあまりに大きく、肉厚で、ゴワゴワしていながらも柔らかかった。
帰り際、彼のパワフルで豪放磊落なプレーはこの手があってのことなんだろうと、妙に納得したのを憶えている。
Saxophone Colossus(サキソフォンの巨人)という歴史的な名盤がプレステージから出ているが、彼自身が巨人だった。
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| 新聞に載った彼の訃報とブルーの名盤 |
