2026-09-27

ザッカーバーグの邪悪さを懸念する

アメリカNBCテレビのインタビューに答えて、ビル・ゲイツが「悪意を持つ人間と最新のAIの組み合わせほど強力な兵器はかつてなかった」と指摘した。加えて「人工知能は10億人の死者を出すような事態を引き起こせるほど強力」だと述べた。

10億人の根拠はないが、またそれがいつなのかとか、そうした事は述べてはいないが、それほど世の中をひっくり返すような大惨事を招く可能性が最新のAIにはあるという警告である。

例えばメタのマーク・ザッカーバーグのような人間が、その膨大な資産と権力と影響力と自らの自由になる高度AIを組み合わせて邪悪な考えを進めた場合、ある意味で世界は崩壊に進むことになるのは分かる。

報道によると、アンソロピックやオープンAIの経営者は開発スピードを減速させるべきだと表明しているが、一方、メタ(旧フェイスブック)は開発の減速に反対を示している。

冷静に考えれば、今ここで立ち止まることが最も理性的かつ合理的な判断であることは間違いない。

自分たちの行く先にまだはっきりは見えない、しかし巨大で深い落とし穴があると言うことは分かっている場合、人はどう行動するか。見えないからといって、そのままつき進み、その穴に落ち込み、一旦穴底に落ちてしまった場合、二度と地上に自分たちを引き上げることはできないかもしれない。

そうであれば、まずは歩みを止めて、冷静に自分たちの進む先の状況を知るように努め、どこにどのような致命的な穴があるのか、そしてその穴を回避する道筋を確認してから改めて歩みを進めた方がよいのは明らかだ。

そうした当たり前の判断を、なぜメタのザッカーバーグはしようと考えないのか。あえて人類(自分とその仲間以外)をその巨大な穴に突き落すことを意図しているとしか思えないのである。