2026-06-21

日曜美術館50年展

東京芸術大学大学美術館で開催されている「日曜美術館50年展」を最終日に訪ねた。 

展示会場に入ると、まず目に飛び込んできたのが壁に縦書きされた「ピカソを神棚から降ろせ 岡本太郎」の文字。続いて、「抑制している自分がピカソ見てるとやんなっちゃう 横尾忠則」。

この展覧会が普通の展覧会とちょっと異なるのは、NHKの毎週の番組がベースになっていること。だから、ただ作品を展示しているのと違い、番組でゲストが作品について語った言葉なども紹介されている。それが面白い。

岡本太郎や横尾忠則という、その分野の専門家だけでなく、「日曜美術館」には詩人やバイオリニスト、劇作家、映画監督、音楽評論家など、他分野のゲストが登場し、その日の作家や作品について語るのを聞くのが楽しい。

そうした番組の一片を再現しているのが、今回の展覧会の特徴である。

図録には1976年4月の番組開始当時からのテーマ(取り上げた美術家)一覧が載っているが、50年という長年にわたるその企画と製作の能力はすばらしい。 

今回、芸大は久し振り。日曜日ということか、上野公園はずいぶん多くの人、特に目立ってたのが外国人観光客で賑わっていた。

 

石田徹也《飛べなくなった人》1996年