2023年1月1日

日本のビジネスマンに最も必要なスキルとは

毎年、元旦に経済団体のお偉いさんへの年頭インタビューが公開される。

今年のそれだが、 経団連会長の十倉というおっさんが「企業の研修や教育だけでなく、個々人に届くようなリスキリングのやり方も考える必要がある」と述べていた。

かつては、経団連の会長は何かと言えば「イノベーション」と威勢よく言っていたのがいささか様変わりしたものである。イノベーションからリスキリングへ、大言から足下への転換か。ただどちらにしても意味をちゃんと理解しているようには思えないけど。

一方、経済同友会代表幹事のおっさんは、日本の「失われた30年」と言われる長期の経済低迷から脱却するには「成長に必要なイノベーションに果敢に挑戦し、価値を生む企業が生き残る」という話をしたらしい。
 
イノベーションは挑戦する<対象>ではない。イノベーションは<結果>だ。前にも同様の事を書いた気がするが、経営者が社員に「イノベーションを生み出せ」と命じ、「はい、分かりました。今期末までに生み出します」 といくものではない。
 
イノベーションは狙ってつくれるものではなく、成果として出てきたものがそのように評価されたもの。だから、組織がイノベーションを結果として生み出せるようになるための必要条件があるとしたら、それは社員がイノベーティブでクリエイティブであり続けることだけ。経営者が、ただ「イノベーション」と念仏でも唱えるように繰り返しても詮無いことだ。
 
ところで、経団連会長が言った「リスキリング」だが、それに関してはひとつはっきり言えることがある。それは、日本のビジネスマンに一番必要とされるスキルは、自分に必要とされるスキルが何なのかを理解するスキルだということ。
 
リスキリングとやら、まずはそこから始めてみてはどうだ。