2014年10月31日

システィーナ礼拝堂のミケランジェロ画

今日は、午前中に国際学会で予定されていた研究報告を行った。話し終わった後、会場にいた何人かがやってきて、僕がプレゼンで使ったパワーポイントが欲しいと言ってきたので反応はまずまずだったと思う。

その後、会場になった大学の中庭で他の参加者たちと一緒に軽いランチを取り、その後は近くのヴァチカン市国へ向かった。

目当ては、何といってもそこのヴァチカン博物館内にあるシスティーナ礼拝堂である。その天井一杯に描かれた、ミケランジェロの手によるフレスコ画をぜひ見てみたかった。

壁面をぐるりとキリストの誕生から復活までマンダラのように描かれている。圧巻は、西側の壁面に描かれている大作「最後の審判」である。

以前ここを訪ねたことのある友人からは、暗くてあまり壁画が良く見えなかったと聞いていたのだけど、そんなことはなく首の疲れさえ気にしなければかなりはっきりとディテールを捉えることができ、大満足だった。

さっき夕食を済ませて宿泊先のホテルに戻り、テレビをつけたら、偶然にもCNNのニュースでシスティーナ礼拝堂の天井画のことが話されていた。

すすが払われて元の絵がはっきり見られるようになったこと、さらには7,000台のLEDライトによってこれまでになく明るく照らされるようになったことが番組でレポートされていた。