2014年10月4日

インタビューの達人と

僕にとって人生の喜びのひとつは、自分が会いたいと思った人と会って話をすることだ。本も映画も旅も面白いけど、やっぱり人が一番面白いもの。

だから、週刊文春の人気連載「阿川佐和子のこの人に会いたい」はずっと憧れの対象である。その連載回数は優に1000回を超えている。1000回だよ、1000回・・・。

インタビュー界の東の横綱が「徹子の部屋」の黒柳徹子さんなら、西の横綱は間違いなく阿川佐和子さんだ。 

その阿川さんに今日は来てもらい、ゲストとインタビューするときに気を付けていることや、話のきっかけをどう見つけるかなどについて教えていただいた。


スタジオに現れた彼女はとっても小柄で、少女のような趣を残した女性だった。ふわっとした印象でありながら、キリリとした眼差しの不思議なバランス。

今日は、彼女の『聞く力』(文春新書)をもとに対談。インタビューのへたくそな僕にも真摯に付き合ってくれ、場の雰囲気を作ることの大切さや、対談の際に最初に口火を切る際のヒントなんかを話してくれた。


来週は、『叱られる力 聞く力2』(文春新書)をもとにお話をうかがいます。


今日の番組の挿入歌は、スティービー・ワンダーの「ステイ・ゴールド」。S. E. ヒントンの小説をフランシス・F・コッポラが映画化した「アウトサイダー」の主題歌である。