2021年8月30日

キャスターやるなら、ニュースとは何かよく考えた方がいい

8月30日、TBSの夜のニュース番組「ニュース23」に同局の国山ハセンというアナウンサーが小川彩佳キャスターのサブとして登場した。

番組が始まっての第一声、彼の「国山ハセンです。みなさんに少しでもお役に立つニュースをご紹介していきたいと思っています」という自己紹介でスタートした。

おいおい、と思ったのは僕だけではないはず。頼むから「役に立つ」かどうかでニュースについて考えたり、選んだりしないでくれ。

視聴者はそれが役に立つことを期待して、最近のタリバンによるアフガニスタン新政府発足に関するニュースに関心を向けているのではない。 

この新人キャスターは、物事を役に立つか立たないかでその価値を判断するようだが、ニュース番組はバラエティや情報番組とは性格がちがうことを理解していない。