2021年8月7日

あと2年で死ぬ?

先月末に厚労省が発表した生命表によると、2020年の日本人男性の平均寿命は81.6歳、女性は87.7歳と示されている。

平均寿命は、死亡状況が変化しないと仮定した場合の(つまり戦争や大災害などがなかったとして)その時の新生児(つまり0歳児)がいくつまで生きられるかの推計値である。

だから、いま生きている我々男性が、平均して82歳まで生きられるというのではない。

自分の年齢の日本人の平均余命を知るためには、自分が生まれた年の平均寿命を見ればいいことになる。

厚労省のサイトに示された下記の表によれば、僕の生まれた昭和33年では64歳といったところ。これが僕の年代の平均寿命とされてる値になる。


このデータは平成22年にまとめられたものだろう。その年の0歳児の平均寿命(平均余命)が男性79.6、女性86.4歳になっている。

その当時の推計によると僕はあと2年で死んでもおかしくないわけだが、「平均」ということを考えると、早逝した仲間たちがいたことでもう少しは長生きできるということになる。

小学生時代、中学生時代、早くして病気で亡くなった同級生がいた。高校時代の同級生も卒業後何人か病死した。 大学時代の同級生のなかにもそれぞれ20代、30代、40代で亡くなった人がいた。長生きして欲しかった人ほど、早く逝ってしまう。

つまり、同年代の日本人が早く亡くなれば亡くなるほど、生き残った人の余命は延びるということになる。なんかあまりすっきりしない理屈だけど。

で、令和2年の簡易生命表を見てみると、僕の年齢の平均余命は20年以上と示されていた。