2021年5月22日

利用者軽視が生んだ情報漏洩

婚活アプリの利用者がこんなにたくさんいるなんて・・・。

Omiai という名の婚活アプリの会員情報が「流出した可能性が高い」という。ということは、なんのことはない。流出したということだろう。訳の分からないマーケットに渡ったその個人情報の数、171万人分。

会員の年齢構成を仮に25〜55歳とすると、その年代の日本の人口は約4,770万人なので、その3.6%、28人に1人の情報が流れ出たことになる。

漏れたのは運転免許証や保険証、パスポートなどの画像データ。暗号化されてなかったというから、丸見えだ。

そのアプリを運営するネットマーケティングという会社によれば、トラブルなどに備えて退会後も10年間は保存しておく社内規程にしているといい、すでに退会した元会員のデータも含まれているというから呆れる。 

トラブルに備えてというのであれば、サーバーなどにデータ保管しておかず、オフラインで、そして何よりも暗号化しておけばよかったはず。

ネット企業の考え違いのお粗末な企業姿勢であり、ほかでもない自分らがトラブル発生の元凶になった。

お客さんが気の毒。