2021年1月2日

コンセントを抜いても生きていく法

ハッキングの勢いが止まらない。企業はもちろん、我々が使用するパソコンに対してのハッキングも急速に増えてきている。

しかもその手口は驚くほど巧妙になり、我々がまったく気がつかないうちにコンピュータが乗っ取られ、データを盗み見られ、さまざまな被害を与えている。

こうした事実に、どのように対応したらよいのだろう。使っているパソコンにセキュリティーソフトを入れるのはもちろんだが、ただそれだけで完全に防げるというものでもなさそうだ。

となると、そもそもパソコンの中に無断で盗み見られたり、盗み取られたりしては困る情報をしまい込まないという対応が考えられる。ただ仕事もプライベートも、ネットなしでは1日たりともスムーズに進まなくなった今の世の中で、それをどのように実現させるかはなかなか難しい。

しかし、実際に問題が起きてからでは遅いし、何らかの対応を先手先手で準備をしておかなければならない。

パソコンが乗っ取られたら、さあどうするか。まずやるべき事は、コンセントを抜くことだ。一旦乗っ取られたコンピューターはもうどうにもならない。やりたい放題やられてしまうしかない。

ネットを遮断し、電力を供給しないのが確実な対応策だと思う。結局はそうした原始的かつ原理的な対応が必要となるわけだがその後どうするか、電気を遮断したPCはもうすでにパソコンではない。単なるシリコンが多数収められたケースでしかない。

そうしたものに頼らず生活や仕事を続けていく方法を、僕たちはそろそろ本気で学んでおかなきゃいけないように思う。家族の連絡先すらパソコンやスマホを覗かなければ分からない、では駄目だと思うのだ。