2019年4月16日

みそと日本

広告が面白くない、とずっと思っている。理由はいろいろ考えられるが、結局は広告クリエーターと広告主企業の担当者の問題だ。

腰が引けた広告表現ばかりだとウンザリしながらも、ネットに企業の関心と予算が急速にシフトするなかこうした流れ、つまり広告表現の凡庸化は仕方ないと諦めていた。

そんなとき、こうした広告を見ると「頑張ってるじゃないか」と応援を送りたくなる。


今朝の新聞1面のコラム横、横4.5センチ x 縦6.5センチほどの小さな小さな広告スペース。

コピーは「おみそがダメになったら、日本もダメになると思う。タケヤみそはそんな気持で、一所懸命におみそを作っています」。ど真ん中、ストレートな表現に味噌屋としての矜恃を感じる。