2015年5月17日

水田のあるホテル

泊まりがけの会議が那須であり、ひさしぶりに栃木を訪ねた。以前は小さな仕事場があって暇を見つけては訪れていた場所なのだが、震災後にそこを処分してからはこの地にはまったく縁がなくなっていた。

今回訪ねたのは「二期倶楽部」というホテル。那須塩原駅からタクシーで約30分ほどのところ。この時期、あたり一面に青葉若葉が生い茂り、道中緑がまぶしかった。

二期倶楽部は、那須の雄大な自然を利用したすばらしい施設である。野菜は自家菜園で無農薬によって育てられていて、卵やチーズは地元の契約農家から届けてもらっているらしい。

夜、外の風が入ってくるようにテラス側の窓を開けて寝たところ、夜明け前からカエルの鳴き声で目をさました。いくら田舎だといっても、やけにうるさい。

朝、目をさました後、外へ出て納得。昨晩は周りが暗くて気がつかなかったのだが、すぐ近くに田植えが終わったばかりの田んぼがあった。どおりでカエルがうるさいはず。敷地内に水田があるのだ。

朝食の時にホテルのスタッフにそんな話をすると、レストランで使う米はその水田で穫れたものを使っているとのことで、納得するとともに「そこまでやるか」といささか感心させられた。