先週金曜日の新聞記事から。米ワシントン大学教授の鳥居啓子さんが、女性科学者に贈られる「猿橋賞」を受賞した。
植物の葉には、酸素や水蒸気を放出し、二酸化炭素を吸収する通気口である微少な器官「気孔」がある。それが形成される仕組みは明らかになっていなかったのを、5つの遺伝子が関係しているメカニズムを解明し、米植物界から「もっともシンプルかつ美しい生命システムの解明」と評価された。それは、「教科書を書き換える」とまで云われる大発見である。
彼女が科学への道へ興味を持ったきっかけは、小学生時代に親から小さな顕微鏡と生物図鑑を買ってもらったことらしい。横浜にあった自宅近くの田んぼの水でミジンコを観察して感動したという。
いい話だなあ。親からの最高の贈り物だ。アマゾンでいくらするかちょっと調べてみたのだけど、学習用の顕微鏡ってたいした金額じゃない。スマホより、ずっと安価だ。