米中西部のミネソタ州ミネアポリスで、また市民が当局の職員によって殺された。2人目の犠牲者だ。
殺されたのは、ICUの看護師をしていた37歳の男性。路上でトランプ政権が送り込んだ移民・税関執行局(ICE:Immigration and Customs Enforcement)の職員によって射殺された。
当局は、銃を持った人物が職員に近づき攻撃しようとしてきたからと職員の発砲を正当化しているが、映像はそうは示していない。明らかに組織防衛のための嘘である。だから、米国市民は怒っている。
殺された男性は6人の政府職員に取り囲まれ暴行を受け、10発の弾丸を撃ち込まれて死んだ。合点がいかないのは、いまだにその6人の名前が出てこないこと。メディアはそれを知ろうとしているはずだが、当局が明らかにしないのだろう。
市民を叩き潰した当局職員らは、自分の名前や身元が分からないようにしている。ヘルメットを被り、目出帽で顔を覆い、あるいはサングラスをかけて自分が誰か知られないようにしている。
匿名性が人からいっそう理性を取り去る。
自分が誰なのか仲間以外には容易には知られない状態で、銃などの武器を持たせるから愚か者はさらに暴力的になる。金槌を手にすると釘を探す、というやつだ。
攻撃用装備で身を固め、覆面で顔を隠し、当局職員という歪んだ自負を胸にした馬鹿たちは誰でもいいから殺したいから殺す、殴りたいから殴るという分かりやすい行動を衝動的にとった。
その結果、まったく殺される理由のない一般市民が政府職員に撃ち殺されることになった。
アメリカ市民も、さすがに堪忍袋の緒が切れつつあるようだ。
