関西のあるテレビ局が緊急調査と称して神戸・元町で県民100人に「兵庫県知事は辞任すべきかどうか」についてインタビューした。
結果は「続投すべき」が37人で「辞任すべき」が63人だった。調査結果と言っても代表性がなく統計的な意味はない。
だから、こんな意見もあるのか、といった参考程度なのだが、その中にちょっと気になったものがあった。
20代だという兵庫県立大学の卒業生が、「続投すべきで、僕らの世代からしたら若者への支援が充実していると感じる。自分らが直で受けた授業料の無償化が大きかったので、特に辞任っていう意見はない」とコメントしていた。
僕はこれを聞いて、実に厭な気持ちになった。
授業料を無償化してくれたことを理由に斎藤知事は辞任する必要はないと言っているが、これって国からの補助金を受け取っている農家がそれを理由に自民党の議員を支持するのと何ら変わらない。
政治にたかる心根は地方の高齢者だけでなく、20代の若者も同じなのだと改めて知る。