日本維新の会の代表が、関西万博について絶対に止めない、と語った。この国の首相でもないのに、何を勝手なことを言っているのだろう。
理由は、中止すると「世界の信用を失う」からだそうだが、そうだろうか。冷静で合理的な判断からの中止の結果に対して、一体どの国から信用をなくすと考えているのだろう。
一旦始めたからには止められない、ではまるで先の大戦のときと同じだ。1945年3月の東京大空襲で100万人以上が罹災し10万人が死亡したにもかかわらず、「始めてしまったから」というイナーシャで日本は戦争を止めるという判断ができなかった。
その結果、米軍による日本各地への自在な空襲は続き、挙げ句がヒロシマ、ナガサキである。
日本維新の会の代表の発言からは、その時の日本の思考と同様のものを感じる。
「やめられない、止まらない」は、かっぱえびせんだけで十分だ。