2022年7月29日

「GX担当相って何?」

上のタイトルは、今朝のある新聞記事の見出しだ。

昨日、政府は萩生田経産相をGX担当大臣に兼任で任命すると発表した。<カーボンニュートラル>を実現するために「総合的な対策を推進すべく、行政各部の所管する事務の調整を担当する」という。

GXのGは、グリーンらしい。つまり政府が意図するGXは「グリーン・トランスフォーメーション」だとか。

岸田首相は、「GXの実行は、新しい資本主義実現のための最重要の柱の1つ」と関係閣僚らが集まる「GX実行会議」でぶち上げた。そんなに重要なものなら、国民の前でしっかりと説明してほしい。

また、先の新聞記事によると、記者が経産省にGXの意味を問うた際の担当者の答えはというと、「一言で表すのは難しい」だった。

首相が最重要項目の1つと言っているのに、所管の担当者が意味すら定義できない。またこれだ。やれDXだGXだと、口先だけで意味を説明することすらできない用語を振り回して、やってる感だけを見せている。それでは、ただの目くらましだ。

そもそも環境保護に関することなら、経産省ではなくて環境省が考えて推進することなんじゃないのかネ。そこに岸田政権の本音(原発の再開と推進)がはっきり浮かんでいる。