上のタイトルは、今朝のある新聞記事の見出しだ。
昨日、政府は萩生田経産相をGX担当大臣に兼任で任命すると発表した。<カーボンニュートラル>を実現するために「総合的な対策を推進すべく、行政各部の所管する事務の調整を担当する」という。
GXのGは、グリーンらしい。つまり政府が意図するGXは「グリーン・トランスフォーメーション」だとか。
岸田首相は、「GXの実行は、新しい資本主義実現のための最重要の柱の1つ」と関係閣僚らが集まる「GX実行会議」でぶち上げた。そんなに重要なものなら、国民の前でしっかりと説明してほしい。
また、先の新聞記事によると、記者が経産省にGXの意味を問うた際の担当者の答えはというと、「一言で表すのは難しい」だった。首相が最重要項目の1つと言っているの一方で、所管官庁の担当者が定義すら分かってない。
またこれだよ。やれDXだとかGXだとか、口先だけで意味を説明することすらできない用語を振り回して、「やってる感」だけを見せて空回りしてる。つまりは、ただの目くらましだ。国民を心底バカにしてる。
そもそも環境保護に関することなら、本来は経産省ではなくて環境省が考えて推進することなんじゃないのか。そこに岸田政権の本音(原発の再開と推進)がはっきり浮かんでいる。