2014年5月16日

地方の良さも相対的なのである

先日、本を読んで以来、一度じかに話をうかがいたいと思っていた『里山資本主義』著者の藻谷浩介さんとラジオの番組で対談をした。 

番組は、この土曜日朝8時15分からFM 79.5 Nack5「ビジネスの森」で放送予定だ。
http://www.nack5.co.jp/program_1262.shtml?date=2014-05-17
http://tatsukimura.blogspot.jp/2014/02/blog-post_16.html

彼は、日本の地方にある数々の里山の豊かさを力説する。中国地方の地方都市で生まれ育ち、東京の大学に通い、卒業後は都内で仕事をし、海外の大学院でも学んだという経歴は僕と同じ。

里山の良さと言っても、日本の若い人たちにはあまり実感がないだろう。彼らが、そうした場所で生まれ育っていても、また都会で生まれ育っていても。

僕自身、日本の地方の良さを本当の意味で感じ始めたのはそれほど昔ではないように思う。自分の年齢と、それなりに国内外の方々を見てきて初めてそれらのすばらしさや恵まれた環境に気付かされたといっていい。

絶対的な価値なんてそれほどあるもんじゃなくて、たいていのことは色んな比較の上で僕たちは評価を下している。