2012年9月30日

自らが最悪の敵

先日のテレビ番組「サタデー・ナイト・ライブ」でのジョークを追ったかのような記事が、ニューヨーク・タイムズに掲載されていた。

大統領選に関する内容である。ミット・ロムニーは各地で失言を披露するとともに、大統領候補者らしからぬ昔の発言がメディアによって暴露されている。

例えば、Mother Jones Magazineは、1985年にロムニーがベイン・キャピタルのミッションとして「起業したばかりの企業ならびに既存企業に対して投資を行い、実質的な経営権を握ったうえで、願わくば5年から8年後にはそれらから利益を充分に絞り取る」ことだとプレゼンしているビデオをウェブ上に掲載した。それを見る限り、彼(ら)は、投資家の方は向いていても、そうした彼らのやり方の過程で職を失う人たちや地域のステークホルダーのことなど一顧だにしていないようだ。

ニューヨーク・タイムズはロムニーについて、"Romney is his own worst enemy." と書くとともにこう続けている。
In fact, the more Romney talks, the more damage he does to himself.  Romney's only hope is that Obama slips up, makes a gaffe or some never-before known fact emerges that speaks negatively of the president's character. 
今後の両者のディベイトが楽しみだ。とりわけ、さっそく来週火曜日の夜に行われる討論会がどうなるか見物である。