日曜日の午後、ポーランドの首都ワルシャワの目抜き通りともいえる新世界通りから王宮広場を目指してを歩いていたら、オスッという子どもたちの元気な声が聞こえてきた。
空手を習っている少年たちの演武だ。空手着には「極真会」とある。そして、師範だけでなく、子どもたちの空手着にもそれぞれ片仮名で名前が書いてある。
ヤァッ、という掛け声で少年が板割りをするたび、観客から拍手が起こる。
下はクラクフ市内で見つけた生徒募集の貼り紙。
ポーランドは日本との縁が強いらしく、こうした武道が盛んなのはその影響かもしれない。
武道に何を求めるかは人それぞれだろうが、理屈抜きに武道はカッコいい。
経済産業省は、アニメや漫画、幼稚なファッションや風俗をクールジャパンと称して輸出促進のテコにしようとしているようだが、それより武道を海外に広める手立てを考えてはどうだ。空手や柔道の方がよっぽどクールだ。そして日本理解にも役立つ。