2012年4月29日

電話番号の非対称性

去年の暮れ、日本にいた時に駐車場の契約書の更新手続きを管理会社とおこなった・・・。はずだったが、3月初旬、つまりニューヨークに来てから記載内容不備だとかで契約書類が自宅に返送されてきた。

書類には、僕の自宅住所、電話番号、携帯電話番号、勤務先名、勤務先住所、勤務先電話番号、保証人の名前と住所、電話番号、携帯電話番号、さらに保証人の勤務先名と住所、その電話番号を記入せよとなっている。

クルマを1台駐める場所をマンションの下に借りているだけである。そこにはもう10年以上も住んでおり、駐車場の契約も更新であるにもかかわらずだ。書類に自宅住所、電話番号、携帯電話番号、保証人の方の名前と住所、電話番号を記入し、捺印のうえ管理会社に返送していた。

その時はNYから国際電話したのを思い出した。相手は担当者が休みで、代わりの人と話したが、なぜ6つもの電話番号が必要なのかとの質問には、「いざというときに、確実に連絡がつくためにです」とのこと。なるほど。しかし、こちらが相手に連絡をつけようとすると、就業時間後や土日祝祭日の場合は平日の就業時間中にあらためて電話するようにとの録音が受話器から流れてくる。

客から6つもの電話番号を提出させるのであれば、こちらからも必要な時に連絡がつくようにして欲しいとお願いした。24時間365日通じる電話窓口を作って欲しいと言ったところ、相手は黙ったまま。そして、それが開設されるまでは、担当者の方の携帯電話番号と自宅電話番号をこちらに教えなさいと言ったところ、またしても黙ったままだった。返答なしだ。

仕事の中身や意味を考えずに仕事をしている証拠である。

無用に顧客の個人情報を集めるのは感心しない。