2024年3月14日

みんなで叫ぼう、「クソ野郎!」

「クソ野郎」とツイッターに投稿されたことで名誉を傷つけられたと、元TBS記者山口某(ジャーナリストの伊藤詩織さんに性暴力を加えた)が、れいわ新選組共同代表の大石晃子議員を訴えていた件の判決が出た。

東京高裁は損害賠償金の支払いを認めた東京地裁の1審判決を取り消し、山口の請求を棄却した。

1審での東京地裁の裁判長は、「クソ野郎」を「攻撃的かつ激しい侮辱」だとして名誉毀であるとした。一方、2審の東京高裁の裁判長は、「直ちに人身攻撃となり、意見や論評の域を逸脱したとは断じられない」と判断した。

この違いは面白い。裁判長2人の価値観と言語感覚が大きく異なっているのがうかがえる。それにしてもツイッターでの「クソ野郎」との投げかけを「攻撃的かつ激しい侮辱」とまでネガティブに受け取る東京地裁の裁判長は、ずいぶんお上品な育てられ方をしてきた人なんだろうナ。


とにかく、ある意味で「クソ野郎」に裁判所のお墨付きが出たようなもの。世の中を見回すとそこかしこに「クソ野郎」がいるではないか。さあ、ソイツらに向かって、みんなで叫ぼうじゃないか、クソ野郎って。