2021年7月11日

夏の大三角

このところ雨が多い。梅雨の季節だからといっても、九州での例年にない大雨続きは心配である。

天気予報で、線状降水帯という言葉をよく聞くようになった。

気象庁によれば、それは「次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が列をなした、組織化した積乱雲群によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50 - 300 km程度、幅20 - 50 km程度の強い降水をともなう雨域」となっている。

簡単に言うと、それは複数の積乱雲の集合体。なぜ発生するかというメカニズムは解明されていないらしいが、日本ではとりわけ九州と四国で多く発生している。もちろん日本国中どこでも発生する。

そんな雨模様がつづくなか、昨夜は久しぶりに空が晴れていたおかげで星が見えた。といっても見えるのは、一等星だけだが。南の空に木星が大きく輝き、その西には土星が。

さらにその西にはベガを頂点として、アルタイル、デネブが形づくる夏の大三角形が見えた。

ベガは織姫星、アルタイルは彦星と呼ばれている七夕の星である。