つかの間の休暇を日本で過ごした。どこへ行くということもなく、やったことは鮨と天麩羅とすき焼きを食ったことくらいだが。
日本出発前日、ニューヨーク行きのフライトを確認するために航空会社に電話を入れた。すると、「ただいま電話が大変混み合っております。順番におつなぎいたしておりますので、このままお待ちいただくか、お掛け直しいただけますようお願いいたします」という応答メッセージが流れてきた。このメッセージ、以前から変わっていない。
しばらく待ってオペレータが出たので、先のメッセージについてかけ直した場合は優先的につながるようになっているのかどうか尋ねてみた。システム上、そうした風にはなっていないという。ということは、場合によってはかけ直したらもっと待たされることがあるわけだ。
この航空会社がやるべきなのは、電話をかけてきた客へ応対できるまで何分くらいかかるか案内できるようにすること。3分なのか、5分なのか、7分なのかーーこれ迄の応対記録と人員から、おおよそのところは自動的に計算できるはず。それを知らせた上で、そのまま待つかかけ直すかは電話をかけてきた客に任せればいい。
そうした情報を何も提示せずにおいて「 このままお待ちいただくか、お掛け直しいただけますようお願いいたします」などいうメッセージを聞かせるのは馬鹿げている。
話は変わるが、日本の電車で聞かされる「足を組んだり投げ出したりすると周りの方への迷惑になりますので、お止めください」という車内アナウンスは何とかならないか。われわれは幼稚園児ではない。ひさしぶりの日本の電車内での一幕。