2011年6月4日

つるむと何故かっこ悪いのだろう

富士山を眺めながら、鳥の鳴き声を耳に山中湖近くの街道を散歩していたら、後ろから低い独特の排気音を響かせながら一群の車がやってきた。その数、約10台。ほとんどがポルシェ911である。それぞれのボディーカラーやオプションの仕様がオーナーの趣味をうかがわせる。

ポルシェが数珠つなぎで山道のつづれ織りを降りていく様は異様だ。富士山を望める絶景のロケーションにもかかわらず、彼らが見ているのは直前を走る車と後続車だけだろう。何のために走っているのか。

ポルシェはすばらしい車だが、つるんで走っているのは本当にカッコ悪い。周りに目を向けず、仲間うちだけに意識を向けていてカッコ悪いのは、もちろん車だけじゃないが。