『ハムネット』で主演したジェシー・バックリーがこちらも主演しているということで『ザ・ブライド』を観に劇場へ。
彼女の役柄は、あのフランケンシュタインの花嫁(ザ・ブライド)である。フランケン同様に、彼女も墓から掘り起こされてアネット・ベニングが演じる医師によってモンスターとして再生する。設定は1930年代のシカゴ。
フランケンシュタインを演じているのはクリスチャン・ベールで、その「怪物」2人はひょんな事から警察に追われることになり、クルマで逃走する。最後は警察の銃弾を浴びて絶命するのだが、このあたりはウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイの『俺たちに明日はない』を連想。
これまで制作されてきたフランケンシュタインの映画にオマージュを捧げながらも、単なるホラーではなく、場面場面にユーモアも含みながら展開するゴシック・パンクである。
偶然だろうが、バックリーは『ハムネット』で始終赤いドレスを身につけていたが、この映画でも彼女の衣装は赤いドレス。『ハムネット』での赤が愛と情熱の象徴なら、『ザ・ブライド』での赤は血と反逆か。
続編が計画されているのかどうか知らないが、ラストはそれを思わせるものだった。