2016年1月15日

1時間で配達してくれる

昨年11月から、都内および川崎市のいくつかのエリアで、アマゾンPrimeNowのサービスが始まった。

僕は残念ながら先月引っ越ししたため、現在は対象エリアには入っておらず利用はできない。今後エリア拡大で利用できるようになるのを期待している。

通勤で東急東横線を利用することが多い。その際は、降車駅の出口の関係で一番前の車両の最前部に乗るのだが、アマゾンPrimeNowの広告がそこの網棚上の額面広告として掲示されていた。


たまたまそのスペースしか取れなかったのか。いや、そんなことはないはずで、意図的にその場所に掲示したのだろう。ネットで注文して翌日に届くだけで十分早いと思うのだけど、「せっかち」な人はもっともっととスピードを求める。

そうしたせっかちな連中は(僕もその一人だ)、電車に乗る際も降りる駅や乗り換える駅を念頭にどの車両に、さらにはその車両のどのあたりに乗るかを考える。

今回のアマゾンの電車内の額面広告は、明らかにそうした「せっかちなセグメント」に向けた訴求をしている。

なぜこの広告に気を引かれたのか考えてみたところ、先日読んだ本のなかで橋本治が「私は、くどいわりには面倒くさがりで、つまりはせっかちである」と<せっかち>を定義しており、どうも他人事とは思えなくて気になっていたせいかもしれない。